昨年度4月に着任いたしました校長の 鍋倉 一幸 と申します。本校の第16回卒業生でもあります。どうぞよろしくお願いいたします。
最近、「家(House)と家庭(Home)との違い」について書かれた文章を目にしました。建物と家具に囲まれ、人々がただ存在しているだけの段階が「家」。そこに何らかの絆が生まれ、家族の在り方というような、独自の価値観を持ち得た状態が「家庭」なのだと。 筆者は、家がそれぞれの家庭へと深化するには、立派な家具やインテリア等ではなく、「心」が吸い込む「場の空気」が重要だと述べています。この「場の空気」を「家風」と呼ぶならば、学校においては「校風」となります。教育とは、生徒の心の内面を、目には見えない「校風」という「場の空気」によって絶えず薫陶していく、地道でかけがえのない営みであり、改めて校風の大切さに思いを致した次第です。
かけがえのない一人一人を、あらゆる方向から教師が見守り、支援することで、まだ自分でも発見できていない自己の大きな可能性を、自分の力で引き出すことができる。
それが、都城西高校の「校風(場の空気)」であり、そう在りたいと願っています。
『越えなければならない坂がある。越えなければ見えない風景がある。』
私が大切にしている言葉です。中学生の皆さん、ここ都城西高校で、高校生活という坂を越え、その先に広がっている、自分にしか見えない風景を確かめてみませんか。
都城西高等学校長(第21代) 鍋倉 一幸(令和2年4月1日 着任)
昭和37年 4月 1日 | 宮崎県都城市川東町5117番地に都城都島第二高等学校(仮称)として開校 |
---|---|
昭和37年12月25日 | 「都城西高等学校」に校名決定 |
昭和38年 7月15日 | 現在校に移転 |
平成 7年 4月 1日 | 文科コース新設 |
平成14年11月 9日 | 創立40周年記念式典を行う |
平成16年 4月 1日 | 文科コースを廃して外国語科を新設 |
平成22年 4月 1日 | 外国語科を廃してフロンティア科を新設 |
平成24年11月10日 | 創立50周年記念式典挙行 |
校章は全体から見れば日月相照らす相をかたどったものである。
金色の二弧は太陽を、その全弧を二分した形で表したもので、理想を象徴し、銀色の部分は新月の優雅さを表す。
また金銀の両弧が形成する緑線は上下相対する二つのM字をなし、当都城を象徴する。
準備中